Home > IFPA9 | ピンボール | プレイ動画 > Jack*Botの戦略

Jack*Botの戦略

今日は、NW Pinball Championshipの決勝で見たJack*Botのプレイが衝撃的だったのでご紹介します。素晴しいプレイをあとから動画で見られるとは、良い時代だなあ。
 
Jack*Botは、大会に向かない台だと思っていたけれども、この対戦を見て認識が変わりました。非常に戦略的な台だと思います。決勝戦は世界ランキング3位でIFPA8の勝者であるCayle George、世界ランキング10位の若手選手Robert Gagno、世界ランキング2位でIFPA7の勝者である(そして、IFPA9にも勝つことになる)Daniele Celestino Acciari、世界ランキング16位のやや上の世代の名選手でピンボールのソフトウェア作成の中の人Lyman Sheats4人の対戦で行われました。
 

 
youtubeには撮影サイズそのままの映像が上がっているようなので、台の部分を拡大してご覧下さい。
 
Cayle Georgeの1球目の戦略とそれを実現する技術が圧巻で、1球目の60億点で勝負あったかのように見えましたが、Daniele Celestino Acciariがこれを逆転します。これを、大会の決勝の一発勝負でできるのが、彼らの凄いところです。これが、世界のトップのレベルです。
 
台のセッティングはバリバリのトーナメント仕様です。傾きは強く、球は速く、Tiltは非常に厳しく、センターポストもアウトレーンのポストも抜いてあり、インレーンとアウトレーンの境界のポストのゴムも取ってあります。自分も打ちましたが、日本で打つ台よりも格段に難しいセッティングです。私もITOさんも、予選2日間のハイスコアで30億点台しか出せませんでした。
 
 
【スキルショットの簡単な解説】
一般的なスキルショット(中央のホールに入れると30M、それ以外のホールに入れると10M)は、得点の割にリスキーであるため、ほとんどあらゆる場面で狙いません
 
往々にして、スキルショット後のボールはランダムな軌道を描き、危険なポジション(時にはフリッパーの中央)にボールが来ますが、(ボールセイバーオフの設定でも)ボール射出からのスイッチの反応が一定数以下であれば、ボールを落としてもボールはプランジャーに戻ります。
 
そこでスキルショットは、ボールがフィールドに出るギリギリの強さで撃ち出し、ポップバンパーに触れさせずに直接フリッパーに落としてホールドします。ホールドするまでにスイッチに反応しなければ成功です。ホールドできなさそうな球がきたら落としてやり直します。この方法ならば、ボールを確実にホールドできます。
 
もし、ホールドした球を自在にコントロール腕を持っているとすれば、初球ならばゲートオープン、マルチボール開始時ならばジャックポット1つを確実に得ることができます。また、ランプレーンからプランジャー側にボールが落ちても、フリッパーからゲームを再開できるようになるため、ランプショットの安全性が格段に向上します。特筆すべきはCASINO RUN中のスキルショットで、ルーレットを1つ獲得できますので、時間切れのリスクを激減させることができます。

Comments:8

URS 12-06-16 (土) 23:15

ITOさんとお二方で二日間で出した、日本人トップのベストスコアを大会、それも一球で倍以上更新するとは。
世界トップはとんでもないですね。

動画を見ましたが2ボール時の、「我慢のしどころしかも(かなり傾斜がきつかったそうで)」がとても真似できません。
この台は高田馬場でやったことありますが、自分なら両球弾いている状況でも一球はホールドしてますので。

今日は高田馬場に行ってきたんで、火星人やモンスター・バッシュ、色々と修行します。

ballypinball 12-06-17 (日) 6:52

私はアメリカでLyman Sheatsのプレイを1990年代に見ました。
その時の衝撃は忘れられません。
彼らトップクラスのプレイを見て、私はプレイヤーとして上に行く事を諦めました。次元が違うと感じたからです。

一方一緒に行った友人は発奮して、数年後の世界大会で優勝しました。友人のプレイの真骨頂はあきらめないこと、どんな状況でも安定したプレイができること、瞬時に台の癖や状況を把握して対応できること、だと思っています。

個人的な見解だと思いますが、世界レベルの大会で勝つには、爆発力よりも、もの凄く高いレベルでの安定力だと思っています。

もう私達の時代は終わっているので、ヨウメイさん達が日本のプレイヤーの代表として頑張って下さい。

タイレル 12-06-19 (火) 0:16

う~ん・・・・・兎に角高い集中力が要求されるようですね。とても真似
できそうにありません(当然でしょうけど)。

実際に目の当たりにすると手品みたいでしょうね。

ヨウメイ 12-06-19 (火) 20:57

> URSさん
彼等からは、『全てのボールの全てのショットをコントロールする』という強い意思を感じました。緊急避難時以外で、適当に打っている球は一球もありません。その姿勢は見習うべきだと思います。
 
彼等にしても人間ですので、何度かトラップミスで落としているのを見ました。それでも、全ての球のコントロールをする努力をしているところが、我々との違いだと思いました。

ヨウメイ 12-06-19 (火) 21:03

> ballypinball さん
DanieleとCayleのプレイを見ていると勘違いしてしまいそうですが、Robert GagnoもLyman Sheatsも、とても上手かったです。
 
彼等を見ていて思うのは、精神力の強さです。普通、前のプレイであれだけのスコアを出されて、しかも長時間待たされていると、とても集中してプレイするのが難しいと思います。そこで集中して、自分のプレイができるのが彼等のすごいところです。
 
彼等に対抗するためには、台の知識、プレイスキル、そして大舞台で自分のプレイが100%できる精神力が必要だと思いました。
 
練習の良い目標ができたので、これからも精進してゆきたいと思います。

ヨウメイ 12-06-19 (火) 21:09

> タイレルさん
幸い、3人で観戦したので、文殊の知恵的にスキルショットの戦略はITOさんとSKYさんが、フリッパーの振動を使った技については私が、といった具合に、彼等が何をしているのかまでは理解することができました。
 
まあ、理解できても(今のところは)真似できないんですけどね。
このへんまでくると、観戦にも結構スキルが要求されるようです。

ballypinball 12-06-25 (月) 10:33

ようめいさんへ
世界のトッププレイヤーは、まさにおっしゃるように技術+精神力が基本です。
ルールに対する理解だけでなく、設定や台の癖等の状況に即時に対応できる力も、当然のように持っています。
でも彼らが絶対試合で勝てるか、と言うとそうでもないのがピンボールの面白いところです。
是非是非より高い所に、日本のピンボールプレイヤーの代表として、頑張ってください。

ヨウメイ 12-06-25 (月) 20:43

> ballypinballさん
世界と戦ったことのあるベテランの方が言うと説得力がありますね。
ありがとうございます。これからもがんばります。

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://yonyon-blog.net/youmei/2012/06/15/jackbot%e3%81%ae%e6%88%a6%e7%95%a5/trackback/
Listed below are links to weblogs that reference
Jack*Botの戦略 from サイト管理者のよんよん日記

Home > IFPA9 | ピンボール | プレイ動画 > Jack*Botの戦略

Search
Feeds
Meta

Return to page top

QR Code Business Card