- 2009-11-19 (木) 23:59
- 科学
プレスリリース見て感動したっ!
記者会見の質疑応答を読んで、さらに感動したっ!
JAXAの技術者すげー。
《これまでの経緯》
・ イオンエンジンはA〜Dの4台
・ イトカワへの往路は、エンジンB〜Dを使用
(エンジンAは打ち上げ直後に動作不安定)
・ 復路中の2007年4月にエンジンBが中和器の劣化により停止
・ 残りのエンジンCとDで帰還のための運用
《最近の出来事》
・ 11月4日、エンジンDが中和器の劣化により停止
・ エンジンCも劣化しており、定格出力8.5mNのところ5mNの出力しか出ない
・ このままだと、加速度不足で来年6月に地球に帰還できない大ピンチ!
《本日の発表》
・ エンジンBの正常なイオン源と、エンジンAの使ってなかった中和器を使って
2台合わせて1台のエンジン相当の推進力を得ることに成功(出力6.5mN)
・ エンジン2台動かすので電力も2倍になるけど、太陽に近づくので大丈夫
・ エンジン2台動かすので消費推進剤も2倍になるけど、余ってるからいける
・ 地球帰還にはあと2000時間の運転(二百数十m/sの加速)が必要である
・ 年内に再度故障が起きれば、帰還は3年延びる(そして確率も低くなる)
・ 事業仕分けされなければいけるはず
《エンジン2台による複合運転について》
・ このような運転ができることは実験室では自明だったが、このような状況を
地上では再現できないため、地上試験ではこのような運転を行っていない
・ このような運転は、電気回路にダイオードが一つが入っていないとできない
・ はやぶさは、設計時の重量制限が厳しかったが、こんなこともあろうかと、
ダイオードを追加するだけでこのような運転が可能な回路を組んで搭載した
こんなこともあろうかと・・・現実にこのシチュエーションが見られるとは。
はやぶさの予算削ったら許さねー。
小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用の再開について(JAXA)
はやぶさリンク:はやぶさ、帰還に向けてイオンエンジン再起動(松浦晋也のL/D)
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